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人事評価制度は病院・薬局が優秀なスタッフを逃さないための術!

個人開業のクリニックや薬局であれば5名以下の小さな組織で運営していることが多いです。
はたして、そんな小さな組織に大それた「人事評価制度」なるものが必要なのでしょうか?そう疑問に思う方がほとんどかと思います。

もちろん経営手法は経営者それぞれの考え方ですので必ずこれが正しい!という答えはありません。マーケティングコンサルタント、経営コンサルタント、医療コンサルタントなどなど参加してもらった方が良いだろうけれど参加してもらわなくても良い(参加してもらった経験がなければ比較はできませんが)など考えは人それぞれです。

では人事評価制度についてはどうでしょうか?既に経営を続けてきている方であれば今までやってこれたのだから問題ない。そう考える方もいらっしゃることでしょう。今までやっては来れたけれど様々な人の問題を乗り越えてきたという方もいらっしゃるでしょう。

これまでの経験をもとに今後どのように経営していくのか?と、考えた時しっかりとした人事評価制度を導入し従業員を公平に評価していく。さらに会社への忠誠心ある従業員を育成し離職や新たな採用リスクを減らしていく。これを行うか否かは経営者が判断するべき重要な部分です。

今までと同じようにやっていければよいという判断で特別新たな労力をもって人事評価制度を導入する必要はないというのも一つの判断です。

従業員がなぜ?会社を辞めるのかというアンケート結果

あしたのチーム社の調査結果によると「なぜ人は会社をやめるのか?」という質問に対してのアンケート調査の結果、
1位が「給与と頑張りとの連動がないこと」
2位が「上司とのコミュニケーション不足」でした。

1位「給与と頑張りとの連動がないこと」

これは自分がどのような会社で働いていきたいか?を考えればとても当たり前な事だと思います。仕事をどれだけ頑張っても認められないのであれば当然やる気が起きなくなります。やる気が起きない状態で仕事をされていれば自らのクリニック、薬局にてどのような医療サービスが提供されているかは一目瞭然です。

医療サービスは単純に愛想を振りまいた接遇をすればよいというものではありません。患者に対して常に間違えがない対応が出来ているか?が第一です。いつもの流れ作業で仕事をしていることによるヒヤリハットは多く報告されています。

入職して間もなくは多くの従業員が組織のために一生懸命働きます。こうやったらもっと良くなるのではないか?このようにやり方を変えてみては?とアイデアを提供する人もいるでしょう。

ここで、管理者や経営者との温度差が出てきます。昨日と同じ平和な今日が日常になっている幹部としては新しく事を変える事に違和感を感じます。このような時やってしまいがちなのは「やらなくて良いよ」とか「そのままで良いよ」と投げっぱなし、放ったらかしにしてしまうことです。正直なところ”面倒くさい”と思ってしまうのでしょう。

従業員からの目線で考えてみましょう。あれやこれや考えた結果オペレーションを変える事などのアイデアを出したものの「そのままで良いよ」と言われたらどんな気持ちになるでしょうか?

この時の気持ちが頑張っても認められないと実感する瞬間です。

こうなると従業員は日々当たり障りのない仕事作業を繰り返します。表面上はニコニコしていても頭の中は思考停止。この状態で働き続けると今度は不満がたまります。あれはダメ、これはダメ。上司は何もわかっていない!社長は私たちの事なんか考えてもいないんだ!!

2位「上司とのコミュニケーション不足」

経営層、マネージメント層への質問で「辞めてほしくない優秀な社員」の引き留めを行ったことがあるか?という質問に対し73.7%が「ある」と回答。

さらに、説得できましたか?の質問に対しては約7割が「できなかった」という回答結果になり、退職を申し出た優秀な社員を引き留めることの困難さがこの調査により明らかになりました。

まず、なぜ?辞めてほしくない優秀な社員ほど退職してしまうのでしょうか?これはアンケート結果の1位に上がった理由が大きく関係しています。優秀な社員は当然仕事ができるから優秀と思われるわけです。それを経営幹部が放ったらかしにしていたら”この職場にいる意味はない”と感じられて当然でしょう。

また仕事ができる優秀な社員ほど将来の自分を設計しています。このままここにいても何も変わらない⇒それならば未来ある場所へ転職しよう。

このようなしっかりとした計画性があり仕事もできる従業員が辞めてしまわぬよう日頃から不満やSOSをキャッチする必要があります。もちろん不満を解決するために迎合する必要はありません。しっかりと要望を聞いて会社としてできる事・できない事、やってもらいたいことを伝えれば良いのです。

しかし、少人数組織であると日々なぁなぁになってしまい「まぁそんなこと言わずに頑張ってよ」となってしまいがちです。これは従業員からしたら聞いてもらえていないのと同じです。

普段から上司がしっかりとコミュニケーションを図れていて一緒に働く従業員が満足し続けられるのであれば問題ないのです!

ゼッタイ評価®の導入で推奨しているのが四半期評価。つまり3か月に一度評価をするのです。とても大変な作業と思いがちですが人材管理は何よりも優先すべき事項です。なぜなら従業員を抱える経営者は従業員の働きでもって利益を上げているからです。

3か月に一度評価をするということはその都度上司と部下とで話し合いをする機会を設けられるということ。たとえ10分という短い時間であったとしても話し合える機会があるのとないのとでは従業員からすれば大きな違いです。

従業員の定着率を良くするために重要なのは?

これらの調査の中で従業員の定着率をよくするために重要だと思う順に回答を得たところ2位と大差を開いて
1位が【評価:給与・昇進等】
次いで【労務:労働時間・安全等】
3位【雇用:採用・配属等】
4位【教育:研修・OJT等】の順でした。

これらの結果からも優秀な人材の定着には人事評価制度が必要であることがわかります。どのようなことにも必ず原因があります。原因がわかったのであればその原因を解決すればよいのです!

「クリニックや薬局などの少人数組織にもこんな大掛かりな評価制度が必要なのか?」そういった声を聞くことがあります。もし、ご自身がどこかのクリニック、薬局の従業員になると仮定した時、働き具合を公平に評価する制度がありますよ!とうたっているところとそうでないところ、どちらを選びたくなるかは明確かと思います。

評価制度の必要性はその組織の人数に関係するのではなく、どれだけその会社が従業員を大切にして会社の力にしようとしているか?に依存するのです。これから少子高齢化が進み働く人の不足は免れない中、よりよい人材に来てもらい最小人数で最大の働きをしてもらわなければ会社がしっかりと利益を上げ続け安定した経営を続けることが困難になります。

たとえ小さな組織であったとしてもその費用対効果が一体どの程度のものなのか?自らの組織に導入することによって本当にメリットがあるのか?数字を見て確認することをお勧めします!

AAAメディカルとあしたのチームが提供するゼッタイ評価®は10名以下の組織からでも導入可能です!評価制度は各々の組織に必要なもののカスタマイズが必要ですのでご相談いただければお見積もりをお出しします。