社長の仕事はなぜ理解されない?
社長って何してるの・・・?
こちらの記事を読んでいる方は経営者もしくは組織を管理するポジションにおられる方が多いでしょうか。社長の仕事って何ですか?って言われるとアレをやったりコレをやったり・・・雑用みたいな感じ!なんていう方もいらっしゃいます。
従業員からはどのようなイメージを持たれているでしょうか?多くの中小企業の社長イメージというのは何をやっているかわからない、何か仕事しているのかな?といった印象を持たれていることが多いのではないでしょうか?
社長の仕事は多岐にわたり先の話のように雑用的な側面があることも否めません。大きな目で見れば会社の方向性を決め、計画を立て、問題なく運営していくように指示を出していく事が主な仕事になるでしょう。さらに取引のある他社と雑談をすることで相手の状況を探ったり、たびたび顔を出すことで信用を築いていくのも社長の仕事です。(←これは残念ながら従業員からは”社長はいつも飲んでばっかり”と言われています笑)
社長の仕事の一つで組織がいくつかの店舗にわかれていれば管理者の仕事でもあるのが「無駄を省く」ということ。
いつも当たり前のようにやっていることの中に実は意味を持たない作業、運営をしていく中であってもなくてもよいような作業がありませんか?
人は普段、あまり意識せずに今まで通りの仕事をしているとそういった実は無駄な作業を何とも思わずに続けてしまうクセがあります。慣例的に行われている作業がこれにあたります。
組織がある程度大きくなればすべての現場を社長が直接見て管理することはできなくなるでしょう。そういう場合はマネージャーなどの管理者に依頼し社長の目の代わりとなって、日々の無駄な作業をなくしていけないか?会社としてどのように対応していくのか?を指示していく事で生産性の向上や効率が上がる可能性があります。
無駄な作業を改善していくにあたっては、この改善が必要な作業を会社として「無駄な作業=やらなくてよい!」という風に決定し従業員に周知徹底することも併せて必要になります。当然ですが、経営幹部だけがこれ無駄だね~~と思っているだけでは従業員は動いてくれません。
こういった小さな無駄の削除により時には残業時間が減り、時にはもっとほかの作業に手を付けることが出来たりといったメリットが出てきます。
無駄がわかり、それを上司が認めて会社として変化をした!そしてここに従業員からもっとそのような無駄がある場合は教えてくれよ!と意識してもらうことでどんどんプラスの変化のスパイラルを生むことが出来るわけです。
従業員も自らの意見が採用されたということはとても嬉しいことです。意見が認められることでさらに自律して行動するようになり、周りにも良い影響を与え結果会社全体の雰囲気、業績も上がる可能性があります。
さらに、この認められた行動が給与や賞与などに反映されれば従業員にとってのモチベーションは必ず上がります。この会社で働き続けていこうという忠誠心が芽生えることは間違えありません。
社長の仕事の一つとしてこういった会社全体がスムーズに運営していけるように仕組みを作っていく事が大切です。