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その指示に明確な根拠がありますか?

例え数人~10数人程度の組織であっても指示系統なるヒエラルキーは存在するはずです。経営者ー管理者ー一般従業員といったように。上司からの指示であったり部下からの質問への回答に『明確な根拠』をもって指示できているでしょうか?

 

自分の仕事が忙しいから、今そんなことについて考えていられないから、めんどくさい、、、そんな状況でその場しのぎな指示を出してしまっていませんか?これを繰り返していると部下からの信用が得られなくなります。どうせ社長の言うことだし、いつも言っていることが違う!、前回こういったじゃないか!

 

このようにその場しのぎな指示を繰り返す状態を軸がぶれている、軸がないといった表現をします。スポーツではここ最近体幹を鍛えることが流行っているように思えます。様々なテクニックを使うにもまずは軸がしっかりとしていないとできないからです。

 

同じように普段から運営上の軸を作っておかないと判断がその時々になってしまいブレてしまいます。はじめになぜ指示に対しての明確な根拠があるか?を聞いたのは根拠=軸だからです。指示を出している理由は〇〇だからという軸があれば部下も納得します。

 

部下:今月末までに資料の提出が必要ですけど準備しなくて良いんですか?

上司:しなくていいよ。

もし、部下がこの資料は会社にとって必要だと思っていたらなんで準備しなくて良いのだろう?と考えるのです。あくまでも例文なので内容は作ったものですがここでの上司の返答が

上司:そのプロジェクトには会社として参加しないので提出不要です。(参加しないならもっと早く言ってよ!苦笑)

という返答ならば部下も納得です。カッコ内の心の声はまた別問題です。。。

 

日ごろから明確な目標を持ち判断基準の軸を持っていれば多様な状況に出くわしても判断がブレることはありません。ブレない指示を続けていれば部下から信用されますし何より自分自身が自信をもって前へ前へと進んでいけます。

 

この自分自身が自信をもって日々仕事ができるということは非常に大切なことであり、どことなく自信がないまま仕事をしていると自分では気づかないけれど他人には感づかれているんです。さらに自信がない上に間違った指示をして反発を食らったりすれば心がグラグラしてしまい次の仕事への影響も出てきてしまいます。

 

これはとても非効率な仕事の仕方で、ちょっとメンタルが弱いと昨日の事、先週の事まで引きずったりします。他人の目が原因で自分自身のモチベーションが下がってしまうなんてもったいないですよね!?

 

ではどうやって日々のメンタルを鍛えるのか?良く言われるのが読書です。新しい知識を入れることで脳が活性化します。さらにその本の内容からどのように自分の仕事にいかせることができるか?を意識しながら読むとより良いでしょう。本のジャンルは何でも良いです。なんとなくあ~良い小説だったぁ~と読み終えるのではなく、著者の考え、登場人物の考えなどを意識しながら読んでみましょう。

 

もちろんビジネス書、自己啓発本のほうが仕事に近い内容が多く語られているので参考になります。まるまるのパクリは良くありませんが概念のパクリはOK!本からの知識を使う時は一度自分の頭の中で咀嚼し自分のオリジナルとしてアウトプットしていきましょう!

 

ちなみに、このビジネス書・自己啓発本は読んだすぐあとはとってもやる気が出ます!(私も大好きです)。テレビで格闘技を見た翌日は自分が強くなった気になるあの感覚に似ています(男性なら少し分かってもらえるでしょうか?笑)

 

しかし人間の忘れる能力は半端ないです。すぐに忘れます。下手したら翌日には本を読んだという事くらいしか覚えていません。それではせっかくのビジネス本も役に立たないので本の中にある気になるフレーズであったり自分の組織に使えそうなことをメモや付箋にでも書き写して手帳に貼っておくとか専用のノートを作るとか各自楽しいと思えるやり方でやってみてはいかがでしょうか?

 

人材マネージメントという意味では王道の一冊がデールカーネギーの「人を動かす」です。これは人を雇用している経営者であれば1度は読んでおいた方が良い本です!いや、一度じゃなく手元に置いといて不安な時に読み返すバイブルとしても良いのでは?と思うほどの内容です。