COLUMN

コラム

2023.02.05

絶対評価と相対評価

人事評価制度

評価制度

人事評価制度には主にこの2種類があり、多くの企業で相対評価が採用されています。どちらが良い制度か?という事はなくそれぞれにメリット・デメリットがあり職種・規模などにより適切な評価制度を導入することが大切です。

相対評価

その人が所属する組織全体において5点は〇%、4点は〇%といったように組織内で分布させます。

相対評価のデメリットは、ある程度の能力を持った人間がいてもそれ以上の能力の人が多くいる組織では評価が低くなってしまう従業員がでてくるのでモチベーションが下がってしまいます。

従業員が置かれている環境への影響は考慮されないため運が良い職場と悪い職場が出てきます。

一方、集団での評価が容易、競争原理が働くなどといったメリットもあります。

絶対評価

組織がそれぞれの部署での評価の基準を決めそれに対してどの程度個人が寄与したかを評価するため職種環境による評価の差が出にくいという特徴があります。

営業職など数値化しやすい職種ではなく事務作業など数値化できない行動も目標設定により評価することが出来るためあらゆる職種で適切な評価ができるため従業員のモチベーションを保つことができる。

一方
・評価者の評価能力により甘辛が生じる可能性がある。

・個々に対応するため評価基準の作成に手間がかかる

などといったデメリットがあります。評価者の育成、評価基準作成の効率化が必要となります

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