INTERVIEW

代表者インタビュー

三方良しの温かみある企業を
目指しています。

AAAメディカル株式会社 代表

五十嵐 一正

Igarashi Kazumasa

AAAメディカル株式会社 代表

五十嵐 一正

Igarashi Kazumasa

―代表の五十嵐さんは、様々な業種でビジネス経験を積まれたと伺いました。

はい。大手製薬会社勤務、飲食店経営、ネット通販運営と、多様な業界を見てまいりました。
製薬会社では大きな組織の動かし方を学びました。飲食店経営では数字やスタッフの管理に加え、サービスや集客方法の考案、交渉なども自分でやっていたので、商売のイロハはここで全て学んだと言ってもいいでしょう。
ネット通販事業の統括としては、目標を掲げてチーム一体となって最高売上の結果を残し、過去の経験をフルに活かせました。
薬剤師として現場に入ってからもこのときの経験が生きていて、効率的な環境づくりを行ってきたと自負しています。

―そんな中で、なぜ人事評価制度の仕事を始めたのですか?

組織を運営する上で一番大事なのは、人です。
よく「ヒト・モノ・カネが経営の三要素」と言いますが、これは大事な順に並んでいるんですよ。

私はこれまでの経営や統括の経験において、信賞必罰により共に働く仲間を公正に評価するように意識してきました。
医療業界でも同様に、正しい評価制度を導入することで、患者様・従業員・関係者の三方よしの関係を作れると思いました。この考えがAAAメディカルの根幹です。

―医療・調剤薬局業界を変えたいと思ったきっかけを教えてください。

薬剤師として多くの薬局や病院に携わる中で、どの現場にも悪しき共通点があることに気付きました。
まず、慣例的な作業に慣れている者が多く、非効率的な仕事を改善しようとする意識がないこと。そして、医療とはいえ患者様へサービスを提供する職業であるにも関わらず、接遇の意識が足りていないこと。

現場では、売上・在庫管理・関係者への対応と、すべての業務が人の手によって行われています。そんな手を動かしてくれる従業員の頑張りが、誰からも認められず放置されているのです。

当然いい結果は生まれませんし、意識が下がってあたりまえ。
みな人間なんですから、どうせ褒められないのだし同じ給料をもらうなら楽をしたい、ゆっくりやって残業代を稼ぎたいと思ってしまうものですよね。
先程挙げた二つの共通点を意識して、評価制度をもっと強化していけば、売上も労働環境も必ず向上するはずだと確信しています。

―評価制度の強化というと、やればやっただけ給料が上がる成果報酬型をとる企業組織も多いですよね。

そうですね。昇給や賞与の財源が確保できる組織であれば、評価と連動させることでさらに良い結果は出せます。しかし、報酬というのは必ずしも金銭だけではありません。たとえば、自分が書いた口コミやブログのアクセスが伸びる、SNSで「いいね!」をされるなど、日常で評価をされることで喜びを感じる瞬間は誰もが経験しますよね。そんなときに「また投稿しよう!」と思えるのは、単にもっと評価を得るためだけではないはずです。

自分の投稿が誰かの役に立った、誰かを楽しませたと承認された事実が、次の行動へのモチベーションとなっているんですよ。これこそ、評価が人のモチベーションに直結する証拠だと思うんです。

―評価の重要性がよく理解できました。
五十嵐さんは、評価制度の導入によって組織がどのように変わるのが理想的だと思いますか?

一言でいえば、「従業員にとって刺激があり好循環が生まれる職場になること」でしょうか。社会人になると、人生のほとんどの時間を仕事に費やすことになります。その仕事場がやりがいもなく退屈な場になるのは、残念でもったいない気がします。

私が学生の頃にやっていたアルバイト先は仲間との関係性が良く、自分のシフトがない日も仕事場に行っていました。仲間たちと仕事の話をするのが楽しくて仕方なかったのです。アルバイト先の会社は時給を払ってもいないのに、スタッフたちが自主的に仕事について考える土壌ができていました。そうした環境づくりが上手な会社だったのだと思います。このときの会社のように、従業員がチームの一員として自律的に動けるような組織を理想としています。
もちろん、アルバイト雇用とは責任の程度が違いますが、従業員たちにとって職場が刺激的で楽しいものになれば、会社にとっても従業員にとっても幸せなことです。

従業員が一体となれば生産性が高まり利益が生まれ、利益があれば新しいことにも積極的に挑戦できる。そうすれば刺激的で楽しい仕事ができ、結果的に離職が減って組織運営の好循環につながるという考え方です。

―評価制度を導入する上で、もっとも大切なことは何でしょうか?

なによりも最初に、会社としての方針を決めることが大切です。
どこに向かうか?の着地点無くして、経路は決められません。それと同じように、最終的にどのような形で経営していく会社なのか?の方針をしっかりと定める必要があります。
AAAメディカルのサービスを通して、ぜひその着地点を見つけていただければと思います。

―最後に、「仕事への姿勢」について教えてください。これからの時代において、どんな仕事の取り組み方が重要になってくると思いますか?

関わるすべての人が、楽しく仕事ができること。これが何よりも重要な姿勢です。
どんな職場にも多様な価値観の人たちが集まりますから、全員にとっての100点満点はありえません。皆がお互いの価値観を思いやりながら、チームで平均点を上げていけるよう目指せるのが、理想的な取り組みではないでしょうか。自由とは自分勝手ではなく、ある程度のルールがあるから成せるもの。従業員同士が思いやりをもち、楽しく仕事ができる環境づくりを、評価制度を通して提供できればと思っております。